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平成30年 第5回 健全育成専門委員会 議事録
2019.01.21
今回は公開講座です。神戸市の「いじめ対策」について。
平成30年度 第5回 健全育成専門委員系 議事録
日時 平成30年11月21(木)10:00~12:00
場所 神戸市総合教育センター 703号室
司会 橋爪
記録 和田
- 橋爪委員長の挨拶
本日のレジメ配付 - 公開講座
講師:神戸市教育委員会、学校教育部、児童・生徒課の田口指導主事
タイトル:神戸の子供たちのこれからのために~主に生徒指導の視点から~
(1)はじめに
・自己紹介
(2)生徒指導とは・・・
・小学校から始まり、休み時間や給食の時間も含む。
(3)神戸市の状況から
・不登校対策:全国で14万人が不登校。
不登校は問題行動ではない。進路の勧め、導きが必要とされる。
教育機会確保法によりスクールカウンセラー(話しを聞く専門家)、くすのき教室(適応指導教室)、青少年歩道センターの配置がある。
・いじめ対策:全国で41万件の報告がある。
いじめ防止対策推進法より、神戸市いじめ指導三原則
「するを許さず、されるを責めず、第三者なし」を核とした指導を展開している。
いじめ防止小中地域会議(ふれあい懇話会)を行っている。
(4)ほめて育てると言うけれど
・叱らなければ、身につかない事もある。「育てる」という視点から、背後にある「想い」は、責任。
甘やかしてはダメ、大人は大人の役割を果たしているか?家庭における母性の役割、男性の役割の見直し、力では解決できない心を養う事が大事。
(5)おわりに
・子育ては「手」抜きである。しかし、「目」を離すな!
・保護者の責務(いじめ防止対策推進法 第9条)
保護者はその保護する児童等が、いじめを行う事のないよう、必要な指導を行うよう努めるものとする。
・できる人が できるところで できるだけ
・「継続力」を育ててこそ~子供たちのキャリア教育~
「好き」なことが一生の「仕事」になれば・・・と言いますが、嫌いなことはしなくてもいいという意味ではありません。どんな仕事でも厳しいときはあります。だから、こそで負けずに努力を続けると仕事に楽しみが見つかります。これが「好きを仕事に」の本質です。こう考えると、「継続力」を育てることこそが、子供たちの将来につながる自立(キャリア教育)です。 - グループ討議
テーマトーク:「いじめ」について基調講座を基に
・登校班でいじめがあった。教師が子ども達に話しをした。加害者児童は「年下で面倒みているのに、そんな事を言われた」と保護者に伝え、その保護者は学校に連絡して来た。自分の子どもの意見しか聞かず、子どもを見ていない、見れていない保護者がいる。
・子どもからの話しでいじめかもしれない時、教師にどう伝えるべきか悩む事がある。
・2人の男子児童が女子児童のおかずにいたずらをしているのを目撃した我が子は男子児童に注意したが教師には言えず、おどおどした様子で帰宅した事があった。
・同じクラスの女子児童が男子児童に暴力を振るうのを見て、教師にも保護者にも不安ですぐには言えなかった事があった。
・細かい事まで連絡してくる、家庭訪問する教師もいる。
・細かい事を保護者が連絡していいのか迷う時がある。
・児童が教師を困らせすぎて、学校に来れなくなる教師もいる。
・遊びが変わり、コミュニケーションも変わってきているように思う。
・中学生の服装のチェックは必要。
・保護者が教師へ過大な期待がある。
・教師をバカにしている生徒が増え生徒が強いように思える。 - 指導主事統括
初めて講師を招いての会となりました。いじめ対策、現状では、携帯電話の普及により近年のいじめはSNS上でおきる事もあります。どんな人物像がSNS上では、いじめの首謀者になる可能性があるのか?の、たとえ話をドラえもんのキャラクターに置き換えてのお話しはとても衝撃的でした。私が思いついたキャラクターとは大いに違い、時代に取り残されたように思いました。それ位SNS上では把握できない、把握しきれない事も増えていくのだろうな。と思い、我が子を守る為にも本当に必要になった時に携帯電話を持たせようと思いました。貴重な情報として単Pでも発信していただきたいと思います。
予定、第6回健全委員会 12月17日(月) 10:00~704号室
第7回健全委員会 1月23日(水) 10:00~703号室