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学校園休業期間延長に伴うこれからのＰＴＡ活動について
2020.05.12
神戸市ＰＴＡ本部役員ならびに会員の皆さまへ
神戸市ＰＴＡ本部役員ならびに会員の皆さま
学校園休業期間延長に伴いこれからのＰＴＡ活動についての指針
神戸市ＰＴＡ会員の皆さまにおかれましては、新型コロナウィルス感染拡大防止対策に、多大なるご負担、ご心配の中で過ごされていると思います。
現在、神戸市におきましても学校園休業措置が５月末まで延長され、新学期の開始や様々な行事の再開の見通しがつかない状況となっております。
ＰＴＡ活動にしましても例年通りに物事が進行出来ず困惑され、不安な状況の中にあると思われます。
そこで神戸市ＰＴＡ協議会として、ＰＴＡ本部役員、会員の皆さまに、少しでもご負担を軽くする助けになればと、今後のＰＴＡ活動等の手法や考え方の例をまとめさせていただきました。
これは決して皆さまに強制するものではありません。
歴史的に類を見ない世界規模の非常事態の状況下で、少しでも活動のご参考になれば幸いです。
◎ 各学校園ＰＴＡにおける定期総会開催方法について
おそらくほとんどの学校園がまだ総会を開催出来ない状態だと思います。
そういった中、各ＰＴＡの事情や議案内容にもよりますが、様々な方法をご検討いただければと思います。
その手段の選択肢の1つとして『総会を実施できるまで延期する』ことや『書面による決議（書面決議）』などを検討してみてはいかがでしょうか？
※ 書面決議は厳密に言えば規約への記載が必要です。 しかし前述しましたように、今回のような非常事態を想定して作成された規約は無いと思われますので、このような状況下にある今年に限っては、会員の皆さまもご理解いただけるのではないかと思います。
また、ＰＴＡは法人格を持たない任意団体ですので、会員の皆さまのご理解があれば書面決議は法的にも問題はありません。
さらに、これを機に、今後の事も考えて規約変更をご検討される場合、例えば「非常事態等の状況下で総会開催が困難な場合、役員会にて協議・承認を得たうえで書面決議にて総会を開催することができる」などといった文言の追記も考えられるでしょう。
※ 以下に書面決議のサンプルを紹介させていただきます。他にもネット上で検索していただければ様々な事例が載っていますので、ご参考にしていただければと思います。
◎ ＰＴＡ会費についての考え方
学校園休業期間延長に伴い、ＰＴＡ活動を停止せざるを得なかった期間のＰＴＡ会費については、様々な考え方やご意見があると思いますが、大きくは以下の２とおりの考え方があると思います。
『会費を例年通り徴収する』考え方について
- ＰＴＡ会費はその時限りではなく、年間を通して子供たちが充実した学校園生活を送るために必要とされている。
- 計画されていた事業を実施することだけがＰＴＡ活動ではなく、このような状況の中で今できる事業に変更して、子供たちや学校園を支えていく活動のためにも必要である。
- 今年度が計画通りの活動が出来なくても、次年度以降も子供たちを守るためのＰＴＡ活動は続くので、蓄えが必要である。
『今年に限り会費を減額する』考え方について
- 予定していた活動が今年度はできない為、予算も縮小する。
- 今できる事業に変更するが、例年より予算がかからない範囲で活動し、子供たちや学校園を支える。
- 非常事態である今年度においては、とにかく会費負担軽減を最優先とした上で、そこから出来る活動を考えていく。
☆ 単位ＰＴＡ、それぞれ状況や事情が違うと思いますので、『会費は例年通り』も『会費を減額』も、どちらかが正しくて、どちらかが間違いというものではないと思います。単位ＰＴＡの状況を考えて、しっかりと役員みんなで話し合い、また学校園（長）ときちんと相談して決めていくことが大切だと思います。また市Ｐ、区Ｐで情報を共有し、対応を統一するかどうかの検討も必要かもしれません。
◎ その他、お知らせや相談窓口について
現在、神戸市ＰＴＡ協議会のホームペ－ジ上にて、新型コロナウィルス感染症対策に関する「無料医療相談サービス」を開設、ご提示しております。
病気や健康に関するご相談をお気軽に専門医がお答えしてくれます。
また、神戸市の、いじめ、ネット、体罰、不登校、勉強などなんでも不安なことを相談できる窓口もご紹介しておきます。（大人・子供対象です）
こうべっ子悩み相談 チラシ
ひょうごっ子SMS悩み相談 チラシ
その他、今後も会員の皆さまに有益な情報・サービス等について、また、協議会からのお知らせなど、随時ホームページ上にアップしていきたいと思います。
◎ 『ＰＴＡ活動にあたっての参考資料』送付について
神戸市ＰＴＡ協議会より５月７日付で全学校園に送付いたしました「ＰＴＡ活動にあたっての参考資料」冊子（学校園に各２部）は、神戸市の全ＰＴＡ会員の皆さまの疑問や問題解決に少しでもお役に立てればとの協議会役員一同の想いから作成しました。この資料は協議会から強制や指示するためのマニュアルではありません。
現状、ＰＴＡ活動が行えない中での配付に疑問のお声もあるかと思いますが、子供たちの明るい未来を守るＰＴＡ活動は今年度限りではなく、これからも継続していかれる円滑なＰＴＡ活動のために微力ながらもお力になれば幸いです。
◎ おわりに
今は何よりも子供たち、会員の皆さま、ご家族の生命の安全を守ることを最優先にお考ください。
今年は例年通り、予定通りに物事が進まなくて当たり前で、逆にこんな時だからこそ既存にとらわれない新しいＰＴＡ活動を目指し、これまでの活動を見直し、継続するもの、やめていいものをみんなで考える良い機会と捉えることもできます。
神戸市ＰＴＡ協議会におきましても、この先の社会情勢がどのようになっていくのか、現状では見通しがつかないため、予定していた事業の中止や延期により、皆さまには大変ご不便をおかけしております。
しかしながらこのような厳しい状況の中、今だからこそ子供たちにとって必要な、情報提供や共有を図り、社会情勢に応じた新たなＰＴＡ活動を実施していきたいと考えています。
この非常事態宣言はいつまでも続くものではありません。いずれ解除され学校生活が再開し、子供たちが明るく登校できる日が必ずやってきます。
そのためにも皆さまと一緒に子供たちの明るい笑顔を守るＰＴＡ活動を推進していきたいと考えています。引き続き皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
◎ 神戸市立小・中学校ＰＴＡ連合会の会員のみなさんへ
- 第68回日本ＰＴＡ全国研究大会 富山大会は中止となりました。
- 第46回近畿ブロックＰＴＡ研究大会京都府大会については、一堂に会すことが困難であるため、違う形での実施を検討中。近日中に決定する予定です。決まり次第当ＨＰ上にてお知らせします。
令和２年５月１２日
神戸市ＰＴＡ協議会 会 長 三浦 国英
