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事務局だより


第65回日本PTA全国大会仙台大会 安振会からの報告

神戸市PTA安全教育振興会からも、理事研修の一環として参加しました(第2分科会・全体会 山原・第5分科会 秦)


▲震災パネル展 撮影:山原


▲第5分科会 撮影:秦

第2分科会(家庭教育) 会場: 東京エレクトロンホール宮城にて
研究課題 子どもの個性を伸ばす家庭環境を求めて
やる気を育む言葉のチカラ

【基調講演】   健やかな脳発達のために 〜賢い子に育てる究極のコツ〜

記録:安全教育振興会 顧問 山原 真由美

東北大学の教授であり、お医者様でもある瀧靖之氏より、脳科学の観点からの講演でした。

子育てにおいて、脳科学からみて、効率のよい時期があるとのことでした。
0歳 親子愛着形成
1歳 読み聞かせを始める
2〜3歳 知的好奇心
3〜5歳 運動、音楽を始める
8〜10歳 英語
小・中学生 コミュニケーション

ただもう子どもが大きくなっているからと言って関係ないわけでなく、いつから何をやってものびるそうです。

何かの能力を獲得するときには模倣をする。
知的好奇心が子どもが伸びるのに重要であるが、子どもに知的好奇心を持たせたければ、親が知的好奇心を持つとよいようです。

そして、睡眠時間も大切。睡眠時間の長い子どもたちの方が記憶を司る海馬の体積が大きかった。脳発達からみても睡眠は重要であるそうです。

朝食にご飯を食べる子どもの方が、菓子パンを食べてる子どもよりも脳の発達が進んでいると考えられています。それは菓子パンの方が急激に血糖値が上がることの方が関係しているそうです。

運動や楽器演奏も脳の発達を促進するそうです。

親が子どもをほめることも脳発達のために重要だそうです。

共感性指数が最近下がってきているというデータがあるそうです。理由として考えられるのは、デジタル化に伴うソーシャルスキルの低下のためではないかと。共感性を育てるためにface to faceのコミュニケーションが重要であるそうです。

健康であっても加齢により脳は萎縮する。
脳の萎縮の原因となるものは飲酒や中年期の肥満、動脈硬化など。

何をするのが脳によいか?
運動 1日30分程度の習慣化
正しい生活習慣
友人、知人を増やす
趣味を持ち続ける

知的好奇心が高いほど脳の加齢は抑えられる

社会と関わり、コミュニケーションが多いほど認知症リスクが低い

脳科学の中で、主観的幸福度の高い人は長生きする。いわゆるしあわせな人は長生きする。考えられるのはストレスホルモンレベルが低いことと、副交感神経系が優位だということが考えられる。

子どもが人生しあわせだと感じるように保護者、大人が努力することが重要である。

大人も子どもも知的好奇心を持ち続け、よい生活習慣で、友人や知人を増やし、家族や社会とのつながりを持ち、運動を習慣とすることで、健康脳を構築していくことにつながる。
そして、それがしあわせな人生となっていく。

子育てを効率のよい時に働きかけがあまりできてなかったかもと思いましたが、今からでも知的好奇心を大切に大人もイキイキとしていくことで、子どもにもよい影響を与えられることがわかりました。

後半の実践発表とパネルディスカッション。
それぞれのご活躍の立場からのお話でした。
宮城県教育委員会の子育てサポート講師の新沼さんは、親が忙しい中でも子どもの話を聞いてあげることが大切と。問い詰めたりしない。
元仙台市児童相談所所長の高橋さんは環境整備も大切だが、子どもや親の心の回復が大切。そして、相手に伝えるためには思いをこめて。
宮城県家庭教育支援チーム協議委員の中保さんは、家庭教育は人の根幹を作る。成功体験を増やしてあげる。成長過程の考えを認めてあげる。親として未熟なことをみとめ、時には謝ることも大切。
日本PTA全国協議会顧問の尾上さんは、PTAは社会教育関係団体。大人の勉強も大切。地域コミュニティーの希薄化が心配だが、絆を深めるのは社会教育の基本。子どもも地域の一員。
大人も子どもも夢を持とう。

私たちがこの社会で生きていく中で、子どもや大人、いろいろな方と社会を形成していることを自覚し、助け合い、楽しみあい、絆を深めていくことで、豊かな社会になっていくのではないかと思いました。

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仙台大会(第5分科会) 地域と共にあるPTA活動のあり方を求めて、に参加して

記録:安全教育振興会 常任理事 秦 一弘

3.11 震災の経験から学び活かした防災、減災への取組、地域防災訓練を通して地域と共に取り組んでいる「顔の見える関係づくり」などの実例や様子を、大津波で学校ごと飲み込まれた、南三陸町立戸倉小学校当時の校長の麻生川 敦氏の基調講演 「あの日学校であったこと〜人のつながりと防災を考える〜」
及び2人の実戦発表者から学び、地域とPTA活動からいかに支えられ、震災を乗り越えることができたのかということを知った。

約3時間にわたる分科会で学んだことは、自然災害に絶対の安全はなく防災の想定の完成度に100%はなく最高でも75%程度であるということ、判断場面の想定をし選択の余地を残す必要性、想定外の事態を覚悟し、むしろ想定にとらわれない現場での判断が大事であるということ。また日頃から地域の行事等を通じてPTAと地域住民が連携しまとまり関わりを持つ事こそが防災であり、自然と災害時の役割分担、助け合いが出来ていたという事例も数多く紹介していただき、決して防災のための防災にとどまらず、日頃の人とのつながりこそが防災の要であるという事であった。

阪神大震災を経験した私たちも時間が経つにつれ記憶も薄れ、PTA活動についてもPTAのためのPTAになっていないか、と考えさせられた分科会であり、地域に対して自分に何ができるかを考える出発点になった有意義な時間であった。

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【全体会】  会場:カメイアリーナ仙台

 記録:山原 真由美

朝方まで降った雨も、参加者が動き出す頃にはやみ、太陽が照り出しました。この夏は雨が多かった仙台も、日本PTA研究大会仙台大会の開催で、お天気となりました。
駅から会場まで、グリーンの旗をもった仙台メンバーが大きな声で挨拶をする姿が印象的でした。

歓迎アトラクションは伊達武将隊の楽しいステージ。満員の会場をわかせていました。そして仙台といえば、仙台すずめ踊り!
ステージ上でも会場通路でも、大人も子どもも元気なすずめとなって、にぎやかに踊っている姿に、参加者も笑顔いっぱいとなり、会場全体が盛り上がりました。

そして基調講演。
オリンピックへの挑戦〜家族の絆で掴んだ父娘メダル〜
ウエイトリフティングの選手、三宅宏実氏とその父でありコーチである三宅義行さん。
今回は司会の方からインタビューを受けての講演というより、トークショーのような形ででした。
ステージ上に表れた時に、こんなかわいいかたが本当に107kgももちあげられたの?と思うくらい、小柄な方でした。義行さんも小柄な優しそうな方でした。

ロンドンオリンピックの銀メダル、そしてリオオリンピックの銅メダルと二大会連続でメダルをとれたこと、これはとてもすごいことで、まぐれじゃないかと思われたそうです。
そしてその小さな体から出るパワー、これはたくさんの声援が本当に力になるとおっしゃっていました。
義行さんは計画をしっかり立てて練習をさせるのですが、けがをすることも予測される。そこが宏実さんはかなわないなぁと思われる点だそうです。
痛みや辛さ、自分との戦いである練習がすべて。
2つ大会連続メダル受賞はすばらしいことだか、これは過去のこと。出るならば、次も絶対取りたい。この言葉に穏やかなお二人がアスリートであるなぁと感じました。
宏実さんは子どもの頃、ピアノやテニスをやっていたそうです。中学の時にシドニーオリンピックに感動して、私も他の人と違うことをやってみたい。父がメダリストだから、私もできるのではないか?でてみたい!と甘い考えで競技を始めることにしたそうです。
お母さんはピアノ教室もやっていて、宏実さんにピアノを続けてほしくて最初は反対。でも、競技を始めることが決まるとすごい切り替え。ピアノ教室もやめ、身体のサポートのため、栄養の勉強を始めたそうです。
宏実さんの技術は父、栄養は母親のサポートが、彼女を支えているそうです。
コーチとしての義行さんは女の子の指導、最初はとまどったそうです。男の子は怒ってもついてくるが、女の子は折れてしまう。激励のつもりが傷ついてしまった子もいて、3.4年は悩み苦しんだが、その上でほめて伸ばす指導にいきついたそうです。
選手優先、コーチはえらくなく、マネージャーなどの役目。と、おっしゃっておられました。
家族で大切にしていることを義行さんは、あいさつ、コミュニケーション、ありがとう。感謝の気持ちは家族間でもちゃんと伝え合うことが大切だと私も共感しました。
宏実さんは、辞めたいと思ったことは、心の中ではあるが本心ではない。自分で初めてやりたいと言い出した協議で、家族みんなにサポートしてもらっている。だから辞めたくないと言われていました。
メダリストの親子であるすごいお二人なのに、大切にしていることはとても当たり前で、そこがお二人の優しい雰囲気が表れているのかなと思いました。
義行さんは宮城の出身で、震災以降、サポートをされているそうです。宏実さんも一緒に、震災数ヶ月後に被災地をおとずれ、言葉をうしなってしまうこともあった。
でも子どもとの交流でサポートしてきた。でも子どもを元気づけるつもりが、子どもの笑顔に元気がもらえますと宏実さんは話されました。
誰かのためにと動くことは、誰かのためになり、また動いた自分にもたくさんいろんなことが帰ってくることはPTAをされている方々は実感しているのではないでしょうか。
東京オリンピックで宏実さんの活躍する姿がみたい!応援したい!と思いました。

この仙台大会。つながろうPTA!子どもたちの輝く未来のために〜杜の都発!みちのくの今を伝えたい 感謝の思いと確かな歩みとともに〜
五十嵐会長のご挨拶の中で津波に襲われた実体験、死んだかもしれなかったのに生きている。これは自分だけのためだけでなく、誰かのために動くことをしようと思われた。この大きな大会を開催することもそんな思いがあってこそだなぁと思いました。
また大会宣言をされた志賀副実行委員長。思いのこもった言葉に感動しました。
仙台市を応援してきた神戸市として、この大会に参加できたことは本当に感謝でいっぱいです。




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